LINEのKeepメモにパスワードを保存するのは安全?リスクと対策
LINEのKeepメモにパスワードやログイン情報を保存している方へ。セキュリティリスクと安全な代替手段を解説します。

LINEのKeepメモにパスワードを保存するのは安全?リスクと対策
「パスワードはLINEのKeepメモに書いておこう」——多くの日本人ユーザーがやっているこの習慣、実はかなり危険です。
LINEのKeepメモは自分だけが見られるメモ機能として手軽に使えますが、**パスワードや銀行口座情報を保存する場所としては適していません。**その理由と安全な代替手段を詳しく解説します。
LINEのKeepメモとは?
Keepメモは、LINE内で自分だけにメッセージを送れる機能です。2020年に追加され、ちょっとしたメモやリマインダーとして広く使われています。
- トーク画面の「Keepメモ」から利用可能
- テキスト、画像、リンクを保存できる
- 自分しか見られない設計
一見安全に見えますが、パスワード保管には重大なリスクがあります。
Keepメモにパスワードを保存する5つのリスク
リスク1:LINEアカウント乗っ取りで全パスワード流出
LINEアカウントが乗っ取られた場合、Keepメモの内容もすべて見られてしまいます。
| 乗っ取りの手口 | 被害 |
|---|---|
| フィッシングメッセージ | ログイン情報を騙し取られる |
| SIMスワップ | 電話番号を乗っ取られてLINEにアクセス |
| パスワードリスト攻撃 | 使い回しパスワードで侵入 |
2025年だけでも、LINEアカウントの乗っ取り被害は後を絶ちません。
リスク2:スマホ紛失・盗難
スマートフォンを紛失した場合、ロック画面を突破されればLINE、そしてKeepメモに保存した全パスワードが露出します。
- 顔認証・指紋認証が設定されていても、パスコードで解除可能
- LINEアプリ自体にロック機能はあるが、デフォルトでは無効
- パスワードを見られた後の被害は連鎖的に拡大
リスク3:暗号化の限界
LINEはLetter Sealingというエンドツーエンド暗号化を使っていますが、これは通信中のデータを保護するものです。Keepメモの内容はLINEのサーバーに保存されており、サーバー側でデータが暗号化されていない場合、LINEの社員やデータ侵害でアクセスされる可能性があります。
リスク4:スクリーンショットで流出
スマホを一瞬でも他人に渡した場合、Keepメモのスクリーンショットを撮られるリスクがあります。友人にスマホを貸した、修理に出した——そんな場面でパスワードが漏れます。
リスク5:バックアップからの流出
LINEのトーク履歴をバックアップする場合、Keepメモの内容も含まれる可能性があります。バックアップファイルが暗号化されていなければ、そこからパスワードが流出します。
Keepメモに保存してはいけない情報
| 絶対NG | リスクレベル |
|---|---|
| 銀行口座のパスワード | 極高 |
| クレジットカード番号 | 極高 |
| メールアカウントのパスワード | 高 |
| SNSのログイン情報 | 高 |
| マイナンバー | 極高 |
| Wi-Fiパスワード | 中 |
| 二段階認証のバックアップコード | 高 |
パスワードを安全に保存する方法
方法1:パスワードマネージャーを使う
1Password、Bitwarden、LastPassなどの専用ツールは、パスワードを暗号化して安全に保管します。
メリット:
- 軍事レベルの暗号化(AES-256)
- マスターパスワードで一元管理
- ブラウザやアプリに自動入力
デメリット:
- 月額料金が発生するものが多い
- 使い方に慣れが必要
方法2:iPhoneのキーチェーン / Googleパスワードマネージャー
スマホに標準搭載されているパスワード管理機能を使う方法です。
- iPhone:設定 → パスワード
- Android:Google パスワードマネージャー
メリット: 無料、自動入力対応 デメリット: デバイス間の共有に制限あり
方法3:パスワードの安全な共有にはLOCK.PUB
パスワードを他人に伝える必要がある場合は、LOCK.PUBの秘密メモ機能が便利です。
- LOCK.PUBで秘密メモを作成
- パスワードを入力(暗号化して保存)
- 生成されたリンクを相手に送信
- 有効期限後は自動削除
Keepメモにパスワードを書いてスクリーンショットを送る——そんな危険な方法の代わりに、暗号化された一時リンクでパスワードを共有できます。
LINEのセキュリティを強化する設定
パスワード保存はやめるとして、LINEアプリ自体のセキュリティも強化しましょう:
- パスコードロック:LINE → 設定 → プライバシー → パスコードロック
- ログイン許可をオフ:PC・iPad版LINEへの不正ログインを防止
- Letter Sealingを確認:設定 → プライバシー → Letter Sealing がオン
- ログイン中の端末を確認:設定 → アカウント → ログイン中の端末
- 二段階認証の有効化:設定から設定可能
まとめ
LINEのKeepメモは便利なメモ帳ですが、パスワード保存には向いていません。アカウント乗っ取り、スマホ紛失、サーバーへのデータ保存など、複数のリスクがあります。
パスワードの保存にはパスワードマネージャーを、パスワードの共有にはLOCK.PUBの秘密メモを使いましょう。大切な情報を守るために、今日から習慣を変えてみてください。
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