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法律
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フリーランス保護法(フリーランス新法)とは?2024年11月施行の新ルールを徹底解説

2024年11月1日施行のフリーランス・事業者間取引適正化等法。書面による契約条件明示、60日以内の報酬支払い、一方的な報酬減額の禁止など、フリーランスの権利を守る新法を解説。

LOCK.PUB
2026-03-22

フリーランス保護法とは?新法で変わるフリーランスの権利

2024年11月1日、「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」(通称:フリーランス保護法、フリーランス新法)が施行されました。この法律は、フリーランスとして働く個人を保護し、発注事業者との取引を適正化することを目的としています。

日本のフリーランス人口は約462万人(2020年内閣府推計)。しかし、契約書が交わされない、報酬が一方的に減額される、支払いが大幅に遅延するといった問題が横行していました。新法はこれらの課題に正面から対処します。

フリーランス保護法の適用範囲

項目 内容
保護対象 業務委託を受けるフリーランス(個人事業主・一人会社)
規制対象 フリーランスに業務を委託する事業者(法人・従業員を使用する個人)
施行日 2024年11月1日
管轄 公正取引委員会、中小企業庁、厚生労働省

下請法との違い

従来の下請法は資本金の大小で適用が決まり、多くのフリーランス取引がカバーされていませんでした。新法は資本金の大小にかかわらず、事業者がフリーランスに業務委託する取引すべてに適用されます。

比較項目 下請法 フリーランス保護法
適用基準 親事業者の資本金 事業者であれば適用
書面交付 義務 義務(電磁的方法も可)
支払期日 60日以内 60日以内
報酬減額禁止 あり あり(より広範)

発注事業者の主な義務

1. 書面等による取引条件の明示(第3条)

業務委託をする際、以下の事項を書面またはメール等で明示する義務があります:

  • 業務の内容
  • 報酬の額
  • 支払期日
  • 業務委託をした日
  • 給付を受領する日または役務提供の日
  • その他公正取引委員会規則で定める事項

口頭のみの発注は違法となります。

2. 60日以内の報酬支払い(第4条)

成果物の受領日(役務提供の場合は提供日)から60日以内に報酬を支払わなければなりません。月末締め翌月末払いのサイクルが一般的ですが、60日を超える支払いサイトは違法となります。

3. 禁止行為(第5条)

1か月以上の業務委託について、以下の行為が禁止されています:

  • 報酬の不当な減額 — 発注後の一方的な値引き
  • 成果物の不当な返品 — 正当な理由のない受領拒否・返品
  • 買いたたき — 通常の対価に比べ著しく低い報酬の設定
  • 購入強制 — 自社商品・サービスの購入を強制
  • 経済上の利益の不当な提供要請 — 金銭・労務の不当な提供要求
  • 不当なやり直し — フリーランスの責に帰すべきでないやり直しの要求
  • 報酬の支払遅延

4. ハラスメント対策(第14条)

フリーランスに対するセクハラ・マタハラ・パワハラの防止措置を講じる義務があります。

5. 解除の予告(第16条)

6か月以上の継続的業務委託の中途解除・不更新は、原則として30日前までに予告しなければなりません。

契約条件を安全に記録する方法

新法では書面やメールでの条件明示が義務づけられていますが、実務上は口頭で条件が変更されたり、メールが削除されたりするリスクがあります。

LOCK.PUBを使えば、契約条件や報酬に関する重要な情報をパスワード保護されたリンクとして安全に保存・共有できます。LINEやメールで送った条件をバックアップとして暗号化保存しておけば、万が一のトラブル時に証拠として活用できます。

違反した場合の制裁

違反行為 制裁
取引条件の不明示 公正取引委員会による勧告・命令
報酬の不当減額・遅延 公正取引委員会による勧告・命令
命令違反 50万円以下の罰金
虚偽報告・検査拒否 50万円以下の罰金

フリーランスが知っておくべきこと

契約前のチェックリスト

  • 業務内容が書面で明確に記載されているか
  • 報酬額と支払期日が明記されているか
  • 成果物の仕様・納期が具体的か
  • 知的財産権の取扱いが明記されているか
  • 中途解除の条件が記載されているか

トラブル発生時の相談先

  • フリーランス・トラブル110番(厚生労働省委託事業)— 電話・メールで相談可能
  • 公正取引委員会 — 優越的地位の濫用に関する相談
  • 中小企業庁 — 取引適正化に関する相談
  • 弁護士(フリーランス問題に詳しい) — 個別案件の法的対応

報酬・契約情報の安全な管理

フリーランスにとって、契約条件の記録は生命線です。LOCK.PUBの暗号化メモ機能を使えば、契約書の重要項目、見積書、発注書の内容を安全に記録し、必要な相手にだけパスワード付きで共有できます。

特に以下の場面で活用できます:

  • クライアントとの契約条件のバックアップ保存
  • 報酬に関するやり取りの証拠保全
  • 複数クライアントの契約情報の安全な一元管理

まとめ

フリーランス保護法の施行により、フリーランスの取引環境は大きく改善されることが期待されます。しかし、法律を知っているだけでは不十分です。自分の権利を正しく理解し、契約条件を確実に記録し、問題が生じたときに適切に対処できる体制を整えておくことが重要です。

契約関連の重要情報は、LOCK.PUBのような暗号化ツールで安全に管理することをお勧めします。困ったときはフリーランス・トラブル110番に相談してください。

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