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Excelファイルにパスワードを設定する方法:プラットフォーム別完全ガイド

Windows、Mac、Googleスプレッドシート、LibreOfficeでExcelファイルにパスワードを設定する手順を解説。AES-256暗号化とパスワードの安全な共有方法まで。

LOCK.PUB
2026-03-06
Excelファイルにパスワードを設定する方法:プラットフォーム別完全ガイド

Excelファイルにパスワードを設定する方法:プラットフォーム別完全ガイド

日本企業では、今もExcelが業務の中心です。見積書、給与台帳、顧客リスト、経費精算書、予算管理表。基幹システムとは別に、日常的な機密データがExcelファイルでやりとりされています。

その重要なファイルが、メールやLINEでパスワードなしに送られていませんか?

Microsoft ExcelはAES-256という銀行や政府機関も採用する暗号化方式を内蔵しています。しかし、この機能を活用している人は意外と少ないのが現状です。

この記事では、プラットフォーム別のパスワード設定手順と、設定したパスワードを安全に相手に伝える方法を解説します。

なぜExcelファイルにパスワードが必要なのか

スプレッドシートに含まれる情報を考えてみてください。

  • 財務データ: 予算案、請求書、売上予測
  • 人事記録: 給与情報、マイナンバー、人事評価
  • 顧客情報: 連絡先、契約条件、価格表
  • 個人情報: 確定申告、医療費、ローン関連書類

パスワードなしでメールに添付されたExcelファイルは、はがきと同じです。途中で傍受されたり、受信者のメールに不正アクセスされた場合、誰でも中身を見ることができます。

方法1: Windows版Excel(デスクトップ)

最も確実な方法です。Windows版ExcelはAES-256暗号化をサポートしており、強力なパスワードを設定すれば事実上解読は不可能です。

設定手順:

  1. Excelファイルを開きます
  2. 上部メニューのファイルをクリック
  3. 情報を選択
  4. ブックの保護をクリック
  5. パスワードを使用して暗号化を選択
  6. パスワードを入力してOKをクリック
  7. パスワードを再入力して確認
  8. ファイルを保存

これ以降、ファイルを開くにはパスワードの入力が必須になります。パスワードなしでは内容を一切閲覧できません。

強力なパスワードの例:

弱い 強い
company2026 Tr!8kQ#mP2x&vL
password123 9Fj$wKn!4Rb@eZ
budget mY_Budg3t!F1le#2026

12文字以上で、大文字、小文字、数字、記号を組み合わせて使いましょう。

方法2: Mac版Excel

Macでの設定手順はWindowsとやや異なります。

設定手順:

  1. Excelファイルを開きます
  2. 上部メニューのレビューをクリック
  3. ブックの保護をクリック(またはファイル > パスワードに移動)
  4. 開くためのパスワードにパスワードを入力
  5. 必要に応じて変更するためのパスワードも設定
  6. OKをクリックして確認
  7. ファイルを保存

Mac版もAES-256暗号化をサポートしているため、セキュリティレベルはWindowsと同等です。

方法3: Googleスプレッドシート(代替手段)

率直に言うと、Googleスプレッドシートはパスワード保護に対応していません。 ファイルそのものにパスワードをかける方法がありません。

代わりにできること:

  • 共有を制限: 共有ボタンから特定のメールアドレスのみアクセス可能に設定
  • 閲覧のみの権限: 「閲覧者」に設定して編集を制限
  • ダウンロード禁止: 共有設定で「閲覧者とコメント投稿者にダウンロード、印刷、コピーを許可しない」を有効化
  • リンクの有効期限: Google Workspaceの機能で時間制限付きアクセスを設定

これはアクセス制御であり、暗号化ではありません。Googleのサーバー上ではファイル内容を読み取ることが可能ですし、アクセス権を持つ人はスクリーンショットを撮れます。本当のパスワード保護が必要な場合は、.xlsx形式でダウンロードしてExcelやLibreOfficeで暗号化してください。

方法4: LibreOffice Calc

LibreOfficeは無料のオープンソースソフトウェアで、ファイル暗号化をサポートしています。

設定手順:

  1. LibreOffice Calcでスプレッドシートを開くか新規作成
  2. ファイル > 名前を付けて保存をクリック
  3. パスワードで保存のチェックボックスを選択
  4. パスワードを入力して確認
  5. 保存をクリック

.xlsx形式で保存するとAES-256暗号化が適用され、Microsoft Excelと完全に互換性があります。.ods形式ではデフォルトでBlowfish暗号化が使われます。

Excel Online: 知っておくべき制限

Excel Online(ブラウザ版)ではファイルの暗号化ができません。 パスワードが設定済みのファイルを開いて編集することは可能ですが、Webインターフェースからパスワードを新しく設定したり変更したりすることはできません。

暗号化を追加するには:

  1. ファイルをダウンロード
  2. デスクトップ版ExcelまたはLibreOfficeで開く
  3. パスワードを設定
  4. ファイルを再アップロード

Microsoft 365のブラウザ版のみを使っているチームにとって、これは重要な注意点です。

Excelの3つの保護タイプの違い

Excelには異なるレベルの保護があります。これらは同じものではありません。

保護タイプ 機能 セキュリティレベル
読み取りパスワード AES-256でファイル全体を暗号化 非常に高い
書き込みパスワード 閲覧は可能だが編集にパスワードが必要 低い
シート保護 特定のセルやシートの変更を制限 非常に低い

重要: シート保護と書き込みパスワードは暗号化ではありません。インターネット上で簡単に入手できるツールを使えば、数秒で解除できます。データへの不正アクセスを防ぐには、必ず読み取りパスワード(パスワードを使用して暗号化)を使用してください。

見落としがちな最終ステップ: パスワードを安全に伝える方法

ファイルの暗号化は完了しました。次は同僚やクライアント、税理士にファイルを送る必要があります。ここで多くの人が致命的なミスを犯します。

やってはいけないこと:

  • ファイルとパスワードを同じメールで送る
  • メールの件名にパスワードを書く
  • LINEでファイルを送ったのと同じトーク画面にパスワードを送る
  • 共有ドキュメントにパスワードを記載する

メールが不正アクセスされれば、ファイルとパスワードが同時に漏洩します。暗号化の意味がなくなる瞬間です。

より安全な方法:

ファイルとパスワードを別々のチャネルで送りましょう。たとえば、メールでファイルを送り、パスワードは別の安全な方法で共有します。

LOCK.PUBを使えば、パスワードを記載した使い捨ての暗号化メモを作成できます。

  1. lock.pubにアクセスして秘密メモを作成
  2. Excelファイルのパスワードをメモに入力
  3. 有効期限を設定(例: 24時間後や1回閲覧後に自動削除)
  4. 生成されたLOCK.PUBリンクを相手に送信

相手がリンクを開き、アクセスコードを入力するとパスワードを確認できます。メモは自動的に期限切れとなり、痕跡が残りません。

プラットフォーム別比較表

機能 Excel Windows Excel Mac Googleスプレッドシート LibreOffice Excel Online
AES-256暗号化 × ○(.xlsx) ×
読み取りパスワード × ×
書き込みパスワード × ×
シート保護
無料 × ×

まとめ

Excelファイルにパスワードを設定するのに1分もかかりません。その背後で動くAES-256暗号化は、軍事レベルのセキュリティです。しかし、どれほど強力な暗号化も、パスワードが漏洩すれば意味がありません。

ファイルを暗号化してください。強力なパスワードを使ってください。そしてそのパスワードは、LOCK.PUBのような安全な一時的チャネルで共有してください。メールの受信トレイにパスワードがいつまでも残っている状態は避けましょう。

大切なデータを作る労力と同じだけの注意を、データを守ることにも払うべきです。

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