安全な依頼リンクでファイル、写真、メモ、音声を受け取る方法
書類、写真、メモ、音声をひとつのリンクで受け取る方法。提出内容は送信者のブラウザで暗号化され、開けるのはあなただけです。

多くのセキュア共有ツールは、自分から相手に送る場面を想定しています。しかし実務では逆方向もよくあります。クライアントから税務書類を受け取る、新入社員から本人確認書類を提出してもらう、顧客からスクリーンショットと音声説明を送ってもらう、といったケースです。
安全な依頼リンクは、こうした資料回収のための小さなセキュア受付ページです。必要な項目を選び、リンクを共有し、提出内容を一か所で確認できます。
安全な依頼リンクとは
安全な依頼リンクは、相手に必要な情報を構造化して依頼するリンクです。メール添付やチャットではなく、次のようなブロックを組み合わせて受付ページを作れます。
- 事前準備を伝える説明ブロック
- 名前や状況説明を受け取るメモブロック
- PDF、ZIP、契約書、税務書類を受け取るファイルブロック
- 領収書、本人確認写真、スクリーンショットを受け取る画像ブロック
- 口頭説明が必要な内容を受け取る音声ブロック
提出者はリンクを開き、依頼された項目だけを入力します。提出内容はアップロード前に提出者のブラウザであなたの公開鍵を使って暗号化され、あなたはダッシュボードから確認します。
依頼リンクの作成にはLOCK.PUBアカウントが必要です。提出内容の届け先として、あなた専用のダッシュボードが必要だからです。一方、提出する側はアカウント登録もアプリのインストールも不要です。準備はあなたが引き受け、書類を送る相手には手間をかけさせない。それが依頼リンクの狙いです。
解除パスワードはあなたのブラウザから出ません
LOCK.PUBの機能のうち、エンドツーエンド暗号化と言い切れるのは依頼リンクです。依頼を作成すると、あなたのブラウザがRSA鍵ペアを生成し、秘密鍵を解除パスワードから導出した鍵でロックします。ロック済みの秘密鍵はリンクと一緒に保存されるので、ログインした端末ならどこからでも提出内容を開けます。ただし、それを開く解除パスワードが私たちのサーバーに送られることはありません。提出者は自分のブラウザであなたの公開鍵を使って暗号化し、あなたはダッシュボードを開いたときに自分のブラウザで復号します。提出された中身はサーバー上では暗号文のままで、それを開く秘密鍵も、私たちには解除できない形でロックされています。
ページの表示や整理のため、フォームのタイトル・説明・ブロック名や、提出者の名前・メールアドレス・ファイル名などは通常のテキストとして保存されます。また、鍵を開けられるのはあなたが持っているパスワードだけなので、リセットの仕組みはありません。だからこそ依頼リンクは、LOCK.PUBの中で「提出された中身は私たちにも読めません」とはっきり言える機能なのです。
メールや通常フォームが危険な理由
メール添付は便利ですが、長く残ります。受信箱に保存され、転送され、後から検索で簡単に見つかります。一般的なフォームは整理には便利ですが、機密情報の受け渡しを前提にしたものではありません。本人確認書類、契約書、口座情報、パスワードが平文の回答として残る可能性があります。
チャットの場合、情報が分散しやすい点も問題です。ファイルはDM、スクリーンショットはグループチャット、修正連絡はメール、音声メモは別アプリに散らばることがあります。
使いやすい場面
| 場面 | 便利なブロック |
|---|---|
| クライアントのオンボーディング | 説明、メモ、ファイル、画像 |
| 税務・会計資料の回収 | 説明、ファイル、画像 |
| 入社書類の提出 | メモ、ファイル、画像 |
| カスタマーサポートの証拠収集 | 画像、音声、メモ |
| 法務書類の回収 | 説明、ファイル、メモ |
最大の利点は明確さです。提出者は何を送ればよいか分かり、作成者は複数のアプリを探し回らずに提出物を確認できます。
安全な使い方
- ログインして依頼リンクを作成します。
- タイトルと説明で、なぜその情報が必要かを明確にします。
- 本当に必要なブロックだけを追加します。
- リンクが広く共有される可能性がある場合は、提出パスワードを設定します。
- リンクと重要なパスワード情報は別チャネルで共有します。
- ダッシュボードで提出物を確認します。
良い依頼リンクは短く具体的です。「関連資料すべて」ではなく、「署名済み契約書PDF」「支払い領収書のスクリーンショット」「問題を説明する音声メモ1件」のように依頼しましょう。
ファイル共有との違い
ファイル共有は、自分が持っているファイルを相手に送る場合に向いています。依頼リンクは、相手から自分へ情報を送ってもらう場合に向いています。
依頼リンクが向いているケース:
- 複数の人から提出を受ける
- メモ、ファイル、写真、音声を組み合わせて受け取る
- 繰り返し使える受付フローが必要
- 機密情報をメールやチャットに散らばらせたくない
まとめ
機密資料をメール添付、チャット、通常フォームで集めているなら、安全な依頼リンクは簡単な改善策になります。提出者には分かりやすい案内を、受け取る側にはより安全な受付場所を提供できます。
関連: オンラインで秘密を共有する
全体の流れは パスワード付きリンクで秘密を安全に共有する方法 で確認できます。秘密リンク、1回だけのアクセス、パスワード付きメモ、安全なファイル共有、リクエスト、有効期限、開封確認をまとめています。
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