メール添付ファイルが危険な理由と安全な代替手段
メール添付ファイルで機密情報を送信するリスクと、パスワード保護リンクを活用した安全な共有方法を解説します。
メール添付ファイルが危険な理由と安全な代替手段
確定申告書、契約書、医療記録、身分証のコピー — 日々、こうした機密文書がメールに添付されて送信されています。あまりにも日常的な行為のため、リスクを意識する人はほとんどいません。
しかし、メール添付ファイルは想像以上に危険です。
メール添付ファイルが危険な5つの理由
1. 転送中の暗号化が保証されていない
多くのメールサービスはTLS暗号化を使用していますが、すべての経路で保証されているわけではありません。送信サーバーから受信サーバーまでの間に、暗号化されていない中継サーバーを経由する可能性があります。企業のメールサーバーや小規模なメールサービスでは特に注意が必要です。
2. サーバーに永久保存される
送信したメールは最低でも3か所にコピーが残ります:
- 送信者の送信済みフォルダ
- 受信者の受信箱
- メールサーバーのバックアップ
削除しても、サーバーバックアップには数か月から数年間残る可能性があります。
3. 無限に転送できる
添付ファイル付きのメールは、ワンクリックで他の人に転送できます。元の送信者は自分のファイルが何人に渡ったか知る術がありません。
4. データ侵害の標的になる
メールサーバーはハッカーにとって価値の高い攻撃対象です。一度のセキュリティ侵害で、何千通ものメールと添付ファイルが一括流出する可能性があります。
5. 容量制限がセキュリティの低い代替手段を使わせる
ほとんどのメールサービスには25MBの添付ファイル制限があります。このため、セキュリティが不十分な無料ファイル共有サービスを使ったり、暗号化なしでファイルを送信したりしがちです。
メールで送られる危険な添付ファイル
| 文書の種類 | リスクレベル | 漏洩時の被害 |
|---|---|---|
| 確定申告書 | 非常に高い | なりすまし、金融詐欺 |
| 契約書 | 高い | 事業機密の流出、法的紛争 |
| 医療記録 | 非常に高い | プライバシー侵害、保険詐欺 |
| 身分証コピー | 非常に高い | なりすまし、不正融資 |
| パスワードリスト | 極めて高い | アカウント乗っ取り、連鎖的セキュリティ事故 |
| 給与明細 | 高い | 個人の金融情報露出 |
| 法律文書 | 高い | 訴訟関連の機密流出 |
より安全な代替手段
代替手段1:パスワード保護リンク(推奨)
機密ファイルを直接添付する代わりに、パスワードで保護されたリンクを通じて共有します。
メリット:
- パスワードを知る人だけがアクセス可能
- 有効期限の設定で永久露出を防止
- メールサーバーにファイルが保存されない
- アクセス記録で閲覧者を確認可能
代替手段2:シークレットメモ
パスワード、APIキー、口座番号などのテキスト情報は、ファイルにして添付する代わりにシークレットメモで共有します。有効期限を設定すれば、一定時間後に自動的にアクセスが遮断されます。
代替手段3:暗号化ファイル共有サービス
大容量ファイルの場合は、エンドツーエンド暗号化をサポートする専門のファイル共有サービスを利用します。無料サービスの場合はセキュリティレベルを十分に確認してください。
メール添付 vs 安全なリンク共有
| 項目 | メール添付ファイル | パスワード保護リンク |
|---|---|---|
| 転送中の暗号化 | 部分的 | HTTPS完全暗号化 |
| サーバー保存 | 永久(バックアップ含む) | 期限切れ後アクセス不可 |
| 転送の制御 | 不可能 | パスワードが障壁に |
| アクセス追跡 | 不可能 | 可能 |
| 有効期限 | 設定不可 | 設定可能 |
| ファイルサイズ制限 | 25MB | なし(URL方式) |
| 漏洩時の被害範囲 | 無制限 | 有効期限・パスワードで制限 |
LOCK.PUBで安全に共有する方法
メールで機密情報を送る必要がある場合、以下の方法を使いましょう。
テキスト情報の場合
パスワード、口座番号、認証コードなどのテキスト情報はLOCK.PUBのシークレットメモを活用します。
1. LOCK.PUBでシークレットメモを作成
2. 機密テキスト情報を入力
3. パスワードと有効期限を設定
4. 生成されたリンクをメールで送信
5. パスワードは電話やSMSで別途伝達
ファイル/URLの場合
文書がクラウドに保存されている場合、そのURLをパスワード保護リンクで包んで共有します。
1. ファイルをクラウドストレージにアップロード
2. 共有URLをLOCK.PUBパスワード保護リンクとして作成
3. 有効期限を必要最小限に設定
4. リンクをメールで送信
5. パスワードは別のチャネルで伝達
実践シナリオ
シナリオ1:税理士に確定申告書を送る
従来の方法:確定申告書のPDFをメールに添付。
安全な方法:書類をクラウドにアップロードし、LOCK.PUBリンクで共有。税理士にリンクをメールで、パスワードを電話で伝達。申告完了後にリンクを期限切れに。
シナリオ2:新入社員にアカウント情報を伝える
従来の方法:メール本文にIDとパスワードを記載。
安全な方法:LOCK.PUBシークレットメモにアカウント情報を記載。24時間の有効期限を設定。リンクを社内チャットで、パスワードを対面で伝達。
シナリオ3:弁護士に法律文書を送る
従来の方法:契約書のスキャンをメールに添付。
安全な方法:スキャンをクラウドにアップロードし、LOCK.PUBリンクで共有。案件終了時に自動期限切れを設定。
メールセキュリティチェックリスト
送信前に以下を確認してください:
- この情報が漏洩したらどんな被害が出るか?
- ファイル添付の代わりにリンクで共有できるか?
- 有効期限を設定できるか?
- パスワードを別のチャネルで伝えられるか?
- 受信者に確認・削除を依頼できるか?
一つでも該当するなら、メール添付の代わりにパスワード保護リンクを使うべきです。
まとめ
メール添付ファイルは便利ですが、機密情報には不向きです。サーバーに永久保存され、無制限に転送でき、送信後は制御できません。パスワード保護リンクと有効期限を活用すれば、これらのリスクを大幅に軽減できます。
今すぐ安全なリンクを作成しましょう。