自分の個人情報がダークウェブに流出していないか確認する方法(無料ツール+手順ガイド)
メールアドレス、パスワード、電話番号がダークウェブに漏洩していないか無料で確認する方法。Have I Been Pwned、Googleダークウェブレポート、Appleパスワード監視の使い方を解説。

自分の個人情報、ダークウェブに流出していませんか?
「お客様の個人情報が漏洩した可能性があります」という通知を受け取ってから初めて気づく人がほとんどです。しかし、その時点でメールアドレスやパスワードはすでにダークウェブで取引されているかもしれません。
通知を待つ必要はありません。無料のツールを使えば、今すぐ自分の情報が漏洩しているか確認できます。
ダークウェブとは?なぜ自分の情報があるのか
ダークウェブとは、通常の検索エンジンではアクセスできないインターネット領域です。Torブラウザなどの特殊なソフトウェアが必要です。正当な利用目的もありますが、盗まれた個人情報が売買される場所でもあります。
企業がハッキングされると、流出したデータはダークウェブのマーケットに出回ります。
- メールアドレスとパスワード(各種サービスからの流出)
- 電話番号(SNSや銀行口座に紐づく番号)
- クレジットカード番号や金融情報
- マイナンバーなどの身分証明情報
ダークウェブに一度も訪れたことがなくても、利用していたサービスがハッキングされれば自分の情報がそこに存在する可能性があります。
無料確認ツール一覧
| ツール | 確認できる項目 | 費用 |
|---|---|---|
| Have I Been Pwned | メール、電話番号、パスワード | 無料 |
| Googleダークウェブレポート | メール、名前、電話番号、住所 | 無料(Googleアカウント必要) |
| Firefox Monitor | メールアドレス | 無料 |
| Appleパスワード監視 | iCloudキーチェーンに保存されたパスワード | 無料(Apple端末) |
ツール別の使い方
1. Have I Been Pwned(haveibeenpwned.com)
セキュリティ研究者Troy Huntが運営するサービスで、800件以上の漏洩事故と140億件以上のアカウント情報を追跡しています。
メールアドレスの確認:
- haveibeenpwned.comにアクセス
- 検索ボックスにメールアドレスを入力
- 「pwned?」ボタンをクリック
- 自分のメールが含まれる漏洩事故のリストを確認
パスワードの確認:
- haveibeenpwned.com/Passwordsにアクセス
- 使用中のパスワードを入力(k-anonymity技術により、完全なパスワードはサーバーに送信されません)
- 「This password has been seen X times before」と表示されたら直ちに使用を中止
通知の設定:
- ページ上部の「Notify me」をクリック
- メールアドレスを入力
- 新しい漏洩事故に自分のメールが含まれた場合、自動で通知を受信
2. Googleダークウェブレポート
Googleアカウントを持っていれば誰でも利用できます。
使い方:
- myaccount.google.comにアクセス
- 左メニューから「セキュリティ」を選択
- 「ダークウェブレポート」を見つけて「開始」をクリック
- モニタリングする情報を選択(メール、電話番号、名前、住所)
- 結果を確認
Googleはダークウェブのフォーラムやマーケットプレイスをスキャンし、監視中の情報が見つかれば通知してくれます。
3. Firefox Monitor(monitor.mozilla.org)
Mozillaが運営し、Have I Been Pwnedのデータをもとに具体的な対策を案内してくれます。
使い方:
- monitor.mozilla.orgにアクセス
- メールアドレスを入力
- 「Check for Breaches」をクリック
- 漏洩事故のリストと推奨アクションを確認
アカウントを作成すると、複数のメールアドレスを登録して自動通知を受け取ることもできます。
4. Appleパスワード監視
iPhone、iPad、Macを使っているなら、Appleが保存済みパスワードを自動的に漏洩データベースと照合しています。
iPhone/iPadの場合:
- 「設定」アプリを開く
- 「パスワード」をタップ
- 「セキュリティに関する勧告」をタップ
- 「漏洩の危険があるパスワード」や「再利用されているパスワード」を確認
Macの場合:
- 「システム設定」を開く
- 「パスワード」をクリック
- 「セキュリティに関する勧告」を確認
Appleは暗号化技術を使い、実際のパスワードを外部に公開せずに漏洩チェックを行っています。
漏洩が確認されたらやるべきこと
メールアドレスが漏洩していた場合:
- 該当サービスのパスワードを即座に変更
- 同じパスワードを使っている他のサービスもすべて変更
- 二段階認証(2FA)を有効化
- 流出情報を利用したフィッシングメールに注意
パスワードが漏洩していた場合:
- そのパスワードを使用しているすべてのアカウントで変更
- パスワードマネージャーでアカウントごとに固有のパスワードを生成
- メール、金融、SNSアカウントを優先的に対応
電話番号が漏洩していた場合:
- 知らない番号からの電話やSMSに注意
- SMSのリンクを絶対にクリックしない
- キャリアにSIMスワップ対策を相談
- 重要なアカウントには別の番号の使用を検討
金融情報が漏洩していた場合:
- 銀行やカード会社に即座に連絡
- すべての金融口座に取引通知を設定
- 不正利用がないか明細を確認
- 必要に応じて口座の凍結を検討
予防策:そもそも情報を漏らさないために
漏洩チェックは事後対応です。事前に備える方法も知っておきましょう。
強力で固有のパスワードを使いましょう。 パスワードマネージャーがこれを代行してくれます。一つのサービスが破られても他のアカウントは安全であるべきです。
すべてのサービスで二段階認証を設定しましょう。 パスワードが漏れても、2FAがあればアカウントを守れます。
デジタルフットプリントを減らしましょう。 自分の情報を持つサービスが少ないほど、漏洩リスクも下がります。
機密情報は暗号化チャネルで共有しましょう。 パスワードや口座番号を伝える必要がある場合、LINEやメールにそのまま貼り付けると永久に記録が残ります。LOCK.PUBの暗号化メモを使えば、自動で期限切れになるため、相手のアカウントが後日ハッキングされても機密情報はすでに消えています。
定期チェックを習慣にしましょう
一度確認して終わりにしないでください。四半期ごとに次の項目を点検する習慣をつけましょう。
- Have I Been Pwnedでメールアドレスを確認
- Googleダークウェブレポートを確認
- Appleのセキュリティ勧告で漏洩パスワードを確認
- 新しい漏洩に含まれるパスワードを変更
- 個人情報を保有しているサービスの一覧を見直す
データ漏洩は絶え間なく発生しています。被害者になるか、事前に対策を打つか。その違いは、どこを確認すべきか知っているかどうかです。上記のツールで今すぐ確認し、機密情報を共有する際はLOCK.PUBをご活用ください。
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